22年度完成へ協力要請

南信州経済

[ 2020年 7月 15日 水曜日 15時17分 ]

 県下伊那南部建設事務所と天龍村は15日、同村の国道418号的瀬―早木戸間で計画する延長約750メートルのトンネル整備事業に関する住民説明会を、鶯巣梅の里ふれあい館で開いた。県は来年2月までに詳細設計を終え、本年度内の着工と、2022年度内の完成を目指す方針を示した。

 計画地では1月に発生したのり面崩落により、的瀬橋東から県道飯田富山佐久間線交点までの延長約1・6キロの通行止めが続いている。

 県は3月末に無人掘削機による斜面上の不安定土塊除去作業を開始したものの、無人機が落石被害を受けたため4月中旬に中止。崩落箇所の現道復旧を断念し、トンネル化の方針を決定した。

 早期に通行止めを解消するため、トンネルは落石や崩落の多発区間を避け、人家などへの影響が少ない最短ルートを計画。起点(的瀬)側の坑口は日代沢橋東側、終点(早木戸)側坑口は県所有の倉庫付近とした。

 勾配は起点側から終点側に向かって約4%の下り勾配となる見込み。幅員は車道が3メートルの2車線で、両側に0・5メートルの路肩を設け、全幅7・0メートルとする。

 今後は詳細な施工計画や資機材の搬入計画、残土処理場の確保と運搬方法など残土処理計画、終点側坑口と現道との交差点計画などについて、村と連携しながら検討を進める。

 同事務所の鈴木卓也整備課長は、事業費の一部に国の防災・減災対策等強化事業推進費を充てることから、早期の効果が求められると強調。「通常のトンネル工事と比較し、着工までの期間が大幅に短くなる。地権者をはじめ、地域の皆さんの協力がなくては成し遂げられない」と呼び掛け、理解を求めた。

 永嶺誠一村長は「長年にわたり要望を続けてきたトンネル整備に着手していただくこととなり、大変ありがたい。トンネル化により、通行の安全性が向上し、時間も短縮される。早期の完成に村としても協力していきたい」と話した。

◎写真説明:天龍村で開かれた説明会

  

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