3月に青崩峠トンネル本坑着工式開催へ

南信州経済

[ 2019年 2月 6日 水曜日 15時37分 ]

 国土交通省飯田国道事務所は5日、整備を進める三遠南信自動車道のうち、飯田市南信濃と浜松市水窪を結ぶ県境トンネル「青崩峠トンネル」(仮称、延長4・9キロ)の本線用トンネル(本坑)着工式を3月16日、飯田市南信濃B&G海洋センターで開催すると発表した。式後、コンクリートプラントの設置や機械設備の搬入など、掘削のための準備が進められた後、掘削工事がスタートする。

 同トンネルは、本坑の掘削工事に先行する形で、2014年から調査坑の掘削工事がスタート。飯田、浜松の両側から掘り進められ、飯田側の工区2607メートルは昨年4月に掘削が完了。一方浜松側は、1月24日時点で2407メートルのうち2180メートルまで掘り進み、残るは227メートルとなっている。掘削速度は月に30~40メートルという。

 調査坑は高さ3・6メートル、幅員4・7メートルに対し、本坑は高さ6・5メートル、幅員11・2メートル。また、調査坑は本坑工事で発生した土砂などの運搬通路として活用される他、本坑開通後には非常用通路となる。

 同トンネルは、小嵐―水窪北インター(いずれも仮称)間5・9キロのうち約5キロを占め、三遠南信道の中で最長のトンネル。中央構造線上に位置し岩盤が脆弱(ぜいじゃく)なため、崖崩れが発生しやすいなど、三遠南信道の中でも最大の難工事とされている。

 国道152号、青崩峠の通行不能区間を解消し、南信濃―水窪間のアクセスを現状の30分から約6分に短縮する同トンネル。沿線住民の早期開通に寄せる期待は大きい。

 同事務所の岡本由仁計画課長は「いよいよ本坑の掘削工事へと入っていく。地域の期待に応えられるよう、早期の開通に向け、安全に的確に、事業を推進していく」と力を込めた。

◎写真説明:長野側坑口(全景)飯田国道事務所提供

  

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