Go Toで県内外から観光客

南信州経済

[ 2020年 7月 24日 金曜日 12時21分 ]

 政府の観光支援キャンペーン「Go To トラベル」が展開される中、4連休初日となった23日、年間約60万人が宿泊する阿智村昼神温泉郷にも県内外から観光客が訪れた。受け入れる宿泊施設は万全の新型コロナウイルス対策を施して出迎え、4連休中は連日満室だというホテル旅館もある。ただ、阿智☆昼神観光局の担当者は「東京の除外や豪雨の影響もあり、当初期待していたほどの客入りではない」と話す。

 16日から営業を再開した旅館「石苔亭いしだ」は連休中ほぼ満室。逸見貴子社長は「営業再開したばかりということもあってか、連休以降も平年通りの予約が入っている」とし、「全国的に旅行に行こうという流れがあり、当社も恩恵を少なからず受けているのでは」と語った。

 一方で、東京都の新型コロナ感染拡大やキャンペーンからの除外を受けて都内の宿泊予約者からのキャンセルも。「宿泊を悩んでいるお客さまもおり、予約状況は流動的」と話す。

 阿智川沿いに旅館を構える「癒楽の宿 清風苑」も連休中はほぼ満室だが、「8月は例年の5割ほどの予約」(伊壷弘一社長)という。

 一番の稼ぎ時である8月中の予約は、例年ならこの時期にはほとんど埋まっているが「今年はお盆の時期にも空きがある」といい、キャンペーン効果の実感は「まだ薄い」と話す。「今年は夏休みも短く、直前の感染者増加で自粛ムードが高まったことで、お客さまも旅行に行く気がしぼんでしまったのではないか」。

 首都圏からの来場者が全体の4割を占める「天空の楽園 日本一の星空ナイトツアー」は、豪雨によりキャンセルが相次いでいた中で、キャンペーンから東京除外の影響が重なった。

 観光局の担当者によると「連休中もガラガラの状況」。ナイトツアーのキャンセルに合わせて宿泊予約を取り消す観光客も多く、「キャンセルを他の予約で埋められるところばかりではない」と肩を落とした。

 それでも誘客のため、8月中はさまざまなイベントを企画。「コロナ対策を徹底した上でイベントを開き、前を向いてやっていくしかない」と話した。

◎写真説明:コロナ対策を施した観光局の窓口

  

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