JAが市田柿工房の拡張工事竣工式典

南信州経済

[ 2019年 9月 3日 火曜日 15時14分 ]

 JAみなみ信州(寺沢寿男組合長)は3日、飯田下伊那特産の干し柿「市田柿」の乾燥や梱包作業を機械化している拠点「市田柿工房」(高森町下市田)の拡張工事の竣工式典を開いた。再編整備により、市田柿の選別とパッケージを既存の第1工房に、生柿の受け入れと加工作業を新施設の第2工房に集約。年間600トンの受け入れを可能とした。

 同工房は加工受託による生産者の省力化や、自販による販売力の強化を目指し、2013年に稼働を開始。皮むき機や気熱式減圧乾燥庫、包装設備、冷凍倉庫、冷蔵保管室などを備え、組合員が個々に行っている加工作業を一部から受託。生柿の買取も強化して自販力を高めてきた。

 第2工房の建設工事は18年8月から、第1工房東側敷地で着工。延べ床面積3370・75平方メートルの鉄骨2階建ての施設で、生柿選別設備、皮むき機20台、乾燥庫20基、予冷倉庫など最新設備を整備した。

 市田柿工房事業の再編整備として、第1工房と第2工房で加工やパッケージなど、各作業を工房ごとに集約。第1工房で市田柿(干し柿)の受け入れと包装、第2工房で生柿の受け入れと加工を分担する。同JAによると、従来と比べ加工製造が200%、選別・パッケージは150%の能力の施設となったという。

 総事業費は11億7800万円。建物、設備に加え、第1工房の改装など工房再編整備を行い、農林水産省の「18年度強い農業づくり交付金」を活用した。

 あいさつに立った寺沢組合長は関係者らへ感謝を述べ、「将来の地域における市田柿100億円産業を目指す中、多様化する消費者ニーズに応える商品作りを行い、市田柿を一層成長させるとともに、生産農家支援と地域産業に寄与することが期待されている」と話していた。

◎写真説明:再編整備した市田柿工房竣工を祝しテープカット

  

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