JAみなみ信州がわけありサンふじを発送

南信州経済

[ 2009年 12月 5日 土曜日 8時44分 ]

 台風18号の被害果を安価で提供する「わけありサンふじ」の発送式が3日、豊丘村河野のJAみなみ信州みさと選果場であった。同農協の組合員が丹精しながらも台風によって傷が付いてしまった同種を、ヤマト運輸が独自のルートで販売する。

 台風18号の強風で果実どうしがこすれたり、枝が当たって傷ついてしまったサンふじは同農協の出荷見込みの4分の1にあたる250トンに上る。

 被害果は通常販売が困難なため、これまでは安価で市場に卸すしかなかった。

 報道で同農協管内の被害状況を知ったヤマト運輸が、独自ルートによる販売を申し出て出荷が実現した。

 グループ会社のヤマトコンビニエンスが販売元となり、同社の運送スタッフが首都圏で販売。通常果だと5000円を超える5キロ箱を送料込みの2200円で提供する。

 1万ケース、50トンの販売が目標で、すでに1700ケースの注文が入っているという。

 発送式には両者の関係者ら30人が出席。矢沢輝海組合長と赤嶺真一ヤマト運輸松本主管支店長ががっちり握手を交わし、万歳三唱でトラックを見送った。

 赤嶺支店長は「生産者が丹精込めて育てたリンゴが甚大な被害に合い、何かできないかと考えてきた。お手伝いをさせていただき、少しでも貢献できれば」、矢沢組合長は「凍霜害や台風の被害に追い討ちをかけるように不況で価格が低迷し、農業を取り巻く環境は厳しい。そんな中、ヤマト運輸さんから被害果販売の申し出をいただき、本当に感謝したい」と話していた。

  

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