JAみなみ信州で市田柿の出荷始まる

南信州経済

[ 2009年 12月 4日 金曜日 8時16分 ]

 JAみなみ信州(矢沢輝海組合長)の干し柿出荷施設「柿の里」(高森町)で3日、南信州特産の市田柿の出荷がはじまった。農家が干した市田柿を一元集荷し、市場のニーズに合わせた多様なパッケージを作成。出荷のピークは今月下旬で、1月末まで稼動する。

 2003年産分を対象に初稼動した柿の里は、生産者から干し柿を集荷し、選別、出荷する施設。販売店などの要望に応じて封入する個数や等級を変えるなど、30種類に及ぶパッケージを用意し、販売領域の拡大を図っている。

 ことしは昨年と同じ3日に稼動し、今シーズンの集荷をスタートさせた。

 施設内では100人が選果とパッケージの2部門に分かれて作業。選果部門では、果実の大きさや粉のふき具合、色合いやしわなどの品質を確かめながら複数の等階級に選別。各地の農家から持ち込まれた800キロを次々とパック詰めした。

 JAみなみ信州は、4月末の凍霜害と一部地域で発生した落葉病などにより、前年比12%減、1311トンの販売を見込む。柿の里はこのうち25%に当たる330トンを取り扱う予定だ。

 激化する年末商戦で有利に販売を進めるため、量販店別のニーズに合わせた多様なパッケージを準備できる態勢を整えている。

 細田英治場長は「この不況下で果樹、野菜の価格が低迷し、台風などの被害も発生し、農家は苦しんでいる。市田柿を最後の砦(とりで)だと位置付け、少しでも農家の手取りが増えるよう、有利販売をしたい」と話していた。

  

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