JAシードル開発チームが披露目会

南信州経済

[ 2019年 4月 9日 火曜日 15時55分 ]

 JAみなみ信州の青年部果樹専門部に所属する若手6人のシードル開発チームが9日、自ら栽培したリンゴで醸造するシードル「THE COZY(ザ・コージー)」のお披露目会を開いた。2年目の今季は、原料リンゴの品種を増やし、飲みやすいハーフボトルのタイプも発売。販路を広げ、13日から飯田下伊那地域の12カ所で販売する。

 農業所得の向上を目指し、「収穫がない時期にも安定して収益を得られる商品を」と検討、試作を重ね、昨年度に第1弾を発売。750ミリリットル入り350本が4カ月で完売となり、自信を付けた。

 2年目はサンふじ、シナノゴールド、紅玉、シナノスイートに加え、千秋、王林と、洋ナシのラ・フランスを原料に追加。「香りがより立ち、味の深みが増した」という。

 消費者からの要望を踏まえ、1度に飲み切りやすい375ミリリットル瓶を商品ラインナップに加えた。飯田の人形劇とシードルを題材にしたラベルデザインも一新した。

 多くのリンゴを栽培している「座光寺」と、居心地の良さを意味する「COZY」をかけた商品名で、商標登録も申請中。辛口のみだが、今後は甘口や早生種のシードルづくりも探るという。

 座光寺の他、上郷や下條村が原料リンゴの産地。メンバーの篠田耕一さん(43)は「自分たちで生産したリンゴのみを使っていることが強み」と胸を張った。

 リーダーの福田博之さん(41)=座光寺=は「リニアや三遠南信道の時代に、“飯伊にはシードルがある”“リンゴの産地だ”とつながり、世界に紹介できるきっかけになれば」と話した。

 375ミリリットルを1200円(税抜き)で300本、750ミリリットルを1800円(同)で370本販売する。13日からJAみなみ信州の直売所など12店舗で取り扱う。13、14日は同市鼎のおよりてふぁーむの周年祭にあわせ、試飲会も計画している。

◎写真説明:完成したシードルで乾杯

  

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