JA青年部がシードル発売

南信州経済

[ 2018年 7月 3日 火曜日 15時22分 ]

完成したシードルで乾杯

 JAみなみ信州の青年部果樹班に所属する若手有志5人が、自分たちで栽培したリンゴで醸造するシードルを商品化し、2日に発売した。大半のリンゴを栽培した飯田市「座光寺」と、居心地の良さを意味する英単語「COZY」をかけ、「THE COZY(ザ・コージー)」と名付けた。初年度は350本の限定で、リニア時代の地域資源化を目指し、今後も改良や増産を図るという。

 農業所得を上げるため、収穫がない時期にも安定して収益を得られる商品を―と2016年から検討してきた。

 国内でも人気が高まるシードルに着目し、「リニア時代を見据え、南信州産リンゴを使ったシードルで新たな農業振興資源、観光材料づくりを目指す」として取り組んだ。

 昨年度の試作が一定の評価を得られたことから、初の商品化を決定。「多品種を使った方が深みが出る」との学びから、主力のふじを軸に、シナノゴールド、シナノスイート、紅玉の計391キロを原料に、伊那市の醸造所に製造を委託した。

 完成したのは750ミリリットル入りの364本。辛口で深みのある味わいという。

 ラベルは「いいだ人形劇フェスタ」にちなみ、舞台の緞帳(どんちょう)をイメージした黒字。幕の後ろ側でリンゴを落とすほど慌しく開園準備をする女の子に、リニア時代を迎えようとする飯伊の姿を重ねた。

 農協本所で開いた発表会でリーダーの福田博之さん(41)=座光寺=は「今後さらに意見を取り入れて工夫を重ね、売場も増やしながら販売実績を積んでいきたい」と強調。当面の増産目標として、約1000本を掲げた。

 同席した同JAの田内市人組合長は「若い人たちの熱意に価値がある。9年後のリニア時代に資源の一つになってくれれば」と期待を寄せた。

 1本1890円(税込み)で座光寺の高岡亭酒店(0265・22・5777)で販売している。

  

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