平谷村出身の小池惇平さんが「生物環境科学技術研究所」開設

南信州経済

[ 2009年 8月 30日 日曜日 19時13分 ]

 東京工業大学を今春定年退職した平谷村出身の理学博士・小池惇平さん(67)がこのほど、平谷の実家前に「生物環境科学技術研究所」を開設した。カラマツを使ったバイオエタノールの開発を研究中で、村内観光施設での運用が目標。「エコビレッジとしての村おこしにつながれば」と話している。
 
 小池さんは飯田高校から北里大学衛生学部に進み、千葉大学の研究員を経て東工大大学院の生命理工学研究科教官に。専門は宇宙生物科学で、国際会議で発表した火星生命体の研究はNASAが注目。火星の隕石から微生物を発見したとNASAが公表した1998年には、国内唯一の研究者として新聞やテレビ、雑誌などに数多く登場した。
 
 バイオエタノールの原料に使うカラマツは、小池さんが子どものころ村内の山に植林されたもの。「大人になったら一財産になる」と聞かされて育ったが、その後国内林業は輸入材に押されて長い不振に陥り、収入は期待できなくなってしまった。
 
 明るい未来を夢見て父の代に植えられたカラマツを、バイオテクノロジーを活用することで村のためになれないか―。小池さんは大学を退職する際、研究室の機材を持ち帰り、実家前の別棟を改築して設置。研究所の看板を掲げた。
 
 現在は青山学院大学の講師で、自宅は千葉県船橋市にあるが、いずれは平谷を生活拠点にしたい考え。現在は施設に入所している母親の見舞いを兼ねて毎月帰省し、研究にいそしんでいる。
 
 宇宙とバイオエタノールは一見遠い関係のようにも思えるが「2つは微生物でつながっている。宇宙生命体の研究では、いろんな生物実験をしてきた。バイオエタノールの研究も、カラマツ繊維を微生物分解するものだからね」と小池さん。バイオエタノールは信州平谷温泉ひまわりの湯など、村内での運用を想定している
 

  

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