「ヒマワリで復興支援を」阿智第二小の全校児童が種まき

学校・教育

[ 2014年 5月 2日 金曜日 13時23分 ]

 阿智村立阿智第二小学校(増澤正彦校長、95人)は1日、東日本大震災の復興支援につなげようと全校でのヒマワリの種まき作業を行った。児童会の栽培委員会を中心に管理し、秋に種を収穫して福島へ送る。

 同校でのヒマワリ栽培は保護者の金子智行さんを通じて始まった。金子さんは住民有志で「阿智村どろんこ道」というグループをつくり、2011年から被災地へ無農薬栽培の支援米を送る活動を続ける。12年から福島県南相馬市の福祉作業所「南相馬ファクトリー」を通じて米とともにヒマワリの種を送るようになり、13年から同校児童もヒマワリ栽培で協力している。

 昨年のヒマワリ栽培は5年生と3年生(ことしの4、6年生)のみで行ったが、栽培委員会役員の6年生児童3人が「とてもいい活動なので全校でやりたい」と提案し、全校で関わるようになった。

 栽培委員会から作業内容について聞いた児童たちは、学校裏側の3アールほどの畑に移動。6つの縦割り班ごとに畝に並び、穴を掘って2粒ずつ種を入れると丁寧に土をかぶせた。大人数での作業のため、15分ほどで作業は完了。今後、水やりや草取りなどの管理は栽培委員が当番で担当していく。花は8月上旬に見頃になり、花が終わったら切り取って乾燥させ、福島へ送る。

 栽培委員長の男子児童(11)は「みんなにこの活動を知ってもらいたい。大勢でやれば復興も早くなるはず」と話す。金子さんは「子どもたちが自主的に取り組んでくれるようになってありがたい」と話していた。

 南相馬ファクトリーは、福島からのメッセージやヒマワリの種を添えた「復興支援缶バッチ」を販売している。ヒマワリの種は全国で育てて同所へ送り返され、搾油して商品にして販売する。缶バッチやヒマワリの活動は、震災後に危機的な状況にあった福祉作業所で工賃収入の安定へつながった他、福島県と全国をつなぐ役割を果たしてきた。

  

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