「仕事の魅力を伝えたい」 高校生に高架橋の耐震工事公開

学校・教育

[ 2018年 1月 30日 火曜日 15時41分 ]

炭素繊維の強度を確かめる生徒ら

 飯田OIDE長姫高校社会基盤工学科の2年生約40人が30日、喬木村の三遠南信自動車道(国道474号)矢筈高架橋耐震補強工事現場を見学した。発注の国土交通省中部地方整備局飯田国道事務所職員および施工の神稲建設社員から、耐震補強工法や現場に導入されている最新技術などの説明を聞き、建設業への理解と関心を深めた。

 人材不足が業界の大きな課題となる中、「現場を見学してもらうことで仕事の魅力を伝え、将来の担い手確保につなげられれば」と、同事務所と同社が企画した。

 この日は、高架橋の箱桁内の側面に炭素繊維シートを貼り付けることで、せん断耐力を強化する上部工補強(炭素繊維接着)や、地震の強い揺れに耐えられるよう、鉄筋とコンクリートで柱を厚くする下部工補強(コンクリート巻立て)などについて説明。

 生徒らは、炭素繊維の強度を確認したり、箱桁内の作業工程をVRで疑似体験したりと、現場の一端に触れた。同校の藤本志音さん(17)は、「建設現場は肉体労働のイメージが強かったが、最新の技術を活用し、より効率よく仕事が行われていて、イメージが少し変わった」と振り返った。

 同社の片桐英樹土木・舗装部長(53)は「少しでも『楽しい』と感じてもらえたらうれしい。建設業は仕事の幅が広いので、今後も、さまざまな分野の現場を体験してもらえる機会をつくり、高校生ら若者の関心を高めていきたい」と話した。

  

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