「作って作って、たくさん挑戦!」飯田女子高文芸クラブ

学校・教育

[ 2010年 1月 24日 日曜日 11時30分 ]

 飯田市上郷飯沼の飯田女子高等学校文芸クラブの生徒4人がこのほど、、4つの文芸コンクールで賞を受けた。同クラブの生徒は以前からさまざまなコンクールで入賞を果たしており、その活躍が注目されるが、最近では次のような成績を挙げた。

 ▽「第4回キャリア(進路)についての生活文・短歌コンテスト」(株式会社さんぽう主催、NPO法人日本学校進路指導支援協会共済)キャリア短歌部門=優秀賞・柳瀬なつみさん(1年)

 〈最後には 背中を押して くれた父 いつか見せたい 教師の私〉

 佳作・市原沙由理さん(3年)

 〈山中で 父と二人で 花火見て ポツリポツリと 進路切りだす〉

 ▽「全国短歌フォーラムin塩尻」(全国短歌フォーラム実行委員会主催)学生の部=秀作賞・柳瀬さん

 〈食卓の 父の手通知表にあり ゴーヤの苦さ 口に広がる〉

 同賞・市原さん

 〈オレンジの 風に包まれ 新緑の 風越山を ゆっくり下りぬ〉

 同賞・菅沼ひかりさん(1年)

 〈青空に 鞄いっぱい 詰め込んで 新学期への 一歩踏み出す〉

 ▽「’09ぎふ・関全国子ども俳句コンクール」(関市子ども文化事業実行委員会主催)高校生の部=入選・本塩郁弥さん(3年)

 〈蓑虫や 校門で君 待ちてをり〉

 ▽第13回全国高校生創作コンテスト(国学院大学 高校生新聞主催)俳句の部=佳作・菅沼さん

 〈携帯の 電波飛び交う 炎天下〉

 同クラブは、今年度は短歌で12、俳句で10、文章で5つのコンクールに参加。結果待ちのものを除いても、出品作の半数近くが入賞している。

 顧問の松下さなえ教諭は「たくさんのコンクールに出品するようになったのは去年くらいから。だんだんと生徒が力をつけてきて感性がよくなり、いい作品が作れるようになったので、いろんなところに挑戦してみよう」と入賞に向けて厳しく指導するようになった。

 クラブでは「たくさん作ればそのなかにいいものがあるから」生徒に作品をノートに書かせて提出させた。最も多く作品を提出したのは1年の菅沼さんで、1日でノート1ページ分、20作品ほどを書いていたという。

 作品の題材は「自分の生活で感じたこと」(柳瀬さん)や「甲子園が好きだから野球のことなど」(菅沼さん)、「卒業間近なので進路や将来について」(市原さん)、「友達のことや身の回りのことを見たままに」(本塩さん)など。たくさんの作品を作るのは大変だが「夕焼けなど、景色を見ていいなと思うと、その時のことをメモするように」(市原さん)なり、作品制作が習慣になっていった。 「感動できる柔軟な心が必要。まわりをよく観察すると、普段気づかないところに目がいく」と松下教諭。実際に人とはものの見方が変わり、作品作りに生かされるようになったという。

 3年生の市原さんと本塩さんは3月に卒業してしまうが、「伊那谷短歌まつりには参加するつもり」(市原さん)、「コンクールには出品しないかもしれないけど、これからも作っていきたい」(本塩さん)と、文芸への変わらぬ意欲をのぞかせた。1年生の柳瀬さんと菅沼さんも、今後もクラブ活動に励みコンクールへ出品を続けていく。

 すでに次の出品を予定しているコンクールがあり、現在はそれに向けて作品を制作中だという。同校文芸クラブの活躍に期待が集まっている。

  

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