「困難に立ち向かって」 伊藤下條村長が卒業生へ講話

学校・教育

[ 2012年 3月 16日 金曜日 12時09分 ]

 下條村の伊藤喜平村長は14日、下條中学校を訪れ、卒業を間近に控えた3年生54人に講話を行った。伊藤村長が▽視野を広く持つ▽困難に立ち向かう▽ふるさとが心の支えになる―などと語りかけ、卒業生は熱心に聞き入った。

 「ものごとは広い視野で見なければならない」と伊藤村長。「かつては国内のみに目を向ければすべての答えが出たが、情報通信や物流の発展で世界の状況が日本に大きく影響するようになった」と語り、視野を求めて新聞を読むくせをつけるよう求めた。

 「試練をチャンスとしてまともに立ち向かうことで、たくましく成長できる」と強調。敗戦後のもののない時代の自らの少年時代、高校時代に英語で補習授業を受ける悔しさを感じ必死に勉強を重ねてトップクラスの実力をつけたことなど自らの経験を語って聞かせた。

 また「ふるさとは大事。心から失うと迷いが生じ、誤った方向へ行きそうになる。そこから立ち直らせるのがふるさと。自分の両親や家族、友達、近所の人々に顔向けできないという気持ちが、目指すべき方向に導いてくれる」と呼びかけた。

 今後、国の社会保障負担増による増税、国家公務員給与の削減を端にする所得減が進むと予想し「困難な時代だが、下條には村民が汗を流してつくり上げた財政がある。これからは村の皆さんの生活コストを下げるように還元して、快適な生活を守りたい」と話し「村を大いに誇りに思い、絆を大事に歩んでほしい」と呼びかけた。

  

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