「地域支援人」に密着 長野大の学生らが天龍村で調査合宿

学校・教育

[ 2018年 8月 24日 金曜日 15時43分 ]

合宿の成果を発表する長野大の学生たち(天龍村で)

 長野大学(上田市)環境ツーリズム学部の学生ら9人が、20日から天龍村でフィールド調査合宿を初めて行った。3泊4日の日程で地域調査演習として村地域おこし協力隊に密着し、聞き取りをしたり一緒に活動を体験。坂部地区住民とのワークショップも行い、村で暮らす人々とそれを支援する人の関係性を探った。

 天龍村では、長野大と滋賀県立大、都留分科大(山梨県)の教授ら3人でつくる「山村福祉研究会・南信班」が2017年度からの3カ年計画で「農山村と都市とのつながりに関する調査」に取り組んでいる。

 学生が村に入って活動するのは初めてで「地域支援人に学ぶ」をテーマに環境、観光、地域づくり―の3つの観点から調査を進めた。

 学生らは、村の協力隊「ありが隊」7人のうちの6人に聞き取り調査を実施。申し込んだ理由や村での仕事内容、移住のきっかけなどを聞いた。また村内にある商店を巡ったり、キャンプ場や中井侍の茶畑にも訪れた。坂部地区では住民とのワークショップを通じて村への理解を深めた。

 最終日の23日は老人福祉センターで成果発表会を開催。協力隊や関わった村民らも訪れる中、感想や思ったことを伝えた。

 学生らは「何もないから自然の景色が目立つ」、「内向的な人が多いと思ったけど、個性的な人ばかりで楽しかった」、「人数ではなく、村に興味ある人を何度も受け入れている点が勉強になった」などと感想。愛媛県西条市出身の学生(20)は「生きていく力が強い地域。大人から子どもまでが、いろんな人と交流できる場をつくり上げてほしい」と伝えた。

 坂部のワークショップに参加した関博久さん(74)は「とてもいい機会になった。外からの素晴らしい声を受け入れるだけの柔軟性を、村民が身に付けることが大事」と強調。引率した相川陽一准教授(40)は10月に村民を大学に招待する計画も示し、「学校の中ではできない経験をさせてもらった。継続して学生たちを連れてきたい」と話した。

  

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