「東京五輪で使って」 天龍中生が村産杉で手作りのハンガー

学校・教育

[ 2018年 1月 16日 火曜日 15時46分 ]

村産杉で手作りハンガーの製作に励む天龍中の生徒たち

 東京五輪・パラリンピックの関連施設建設に村産木材を提供することが決まった天龍村で、中学生が手作りハンガーを世界のアスリートに使ってもらおうと計画している。夢の実現に向け、生徒たちは16日、ハンガーの試作を行った。

 競技大会組織委員会が選手村の交流スペース「ビレッジプラザ」の建築に必要な木材の提供を募集し、県内では連盟で応募申請していた天龍村と根羽村、川上村の3自治体が決定している。

 五輪に参加協力する村の方針に共感した天龍中2年生の5人が、「私たちも何か手伝えないか」と企画。木育の一環として学んだ知識や技術を生かして五輪やパラリンピックにかかわり、世界とつながる喜びを味わうことを目標に掲げている。

 生徒たちは総合的な学習の時間や技術の授業を活用して昨年から取り組み、ハンガーの木材部やフックの機能、構造を研究した後、「天龍杉」を使って昨年中に1人1本の試作品を作った。

 この日も型を取った杉板を帯のこ盤を使ってハンガーの形に切断し、穴を開けたりやすりをかけたりと加工工程を進め、フックを付けて完成させた。

 ハンガーは2020本を目標に掲げ、1本ごとにナンバリングも行って登録する。実現に近づけるため、3月には県庁で企画説明会を開く予定だ。橋本虎汰郎さん(14)は「オリジナルのハンガーで村をPRしたい」と意気込んでいる。

 大澤和誠さん(同)は「卒業しても自分たちが中心となって、後輩たちに引き継ぎながら製作を続けたい」と語り、野澤重徳教頭も「目標達成まで息の長い夢の企画。協力の呼び掛けも含め、人とのつながりを深めるきっかけにしてもらいたい」と話している。

  

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