飯田市の座光寺小学校(山崎嘉英校長)は8日、地区公民館(塩澤哲夫館長)と共催の実験教室を開いた。南信州おもしろ科学工房(事務局・市教育委員会)と公民館健全育成部の指導でモデルロケットを打ち上げたり、液体窒素や超電導などの実験を楽しんだ。
科学の目が開くきっかけに―と、総合学習の授業として学年別に開催。6年生が惑星とロケット、3年生はリニアの仕組みと超低温、2年生は空気について学んだ。
6年生はカレンダーを使って1つずつモデルロケットを作り、校庭に設けた発射台に5本ずつ並べると、スイッチで点火。空高く上がったロケットからはパラシュートが出て、ゆっくり降りてきた。
3年生は粉々になった花に身を乗り出し、2年生は水の入ったペットボトルを持ち上げた空気の力に驚きの声を上げた。
山崎校長は「子どもたちは授業にのめり込み、いつも以上に良い表情をしていた」と手応えを語った。