「落語で地域貢献を」三穂小の5年生10人が本格入門

学校・教育

[ 2011年 10月 22日 土曜日 13時43分 ]

 飯田市立三穂小学校の児童10人が20日から、総合的な学習の時間に落語を習い始めた。同市龍江在住のアマチュア落語家、平澤富招さん(65)を外部講師に迎え、来年2月5日の三穂地区文化祭で小噺(こばなし)、前座噺を1席ずつ発表する計画だ。

 3年次から取り組んでいる「地域に貢献」をテーマにした活動を考える中で、「落語や漫才で地域の人たちを喜ばせたい」という子どもたちの思いと、表現力やコミュニケーション能力の向上を願う担任教諭(38)の思惑が一致。子ども落語サークル「土曜笑学校」の指導で知られる平澤さんに講師を依頼した。

 「参流亭べら坊」として県内外で活躍する平澤さんは手始めに、さまざまなタイプの小噺をよく通る声で披露しながら、落語の楽しさを伝えたほか、高座に上がって頭を下げるまでの要領など、基本的なマナーを教えた。

 文化祭でそれぞれが発表する演目を決めるため、児童には面白いと感じた小噺に丸を付けるアンケート用紙を配り、反応を見た。

 平澤さんは、何度も笑いながらたくさんの丸を付けたり、「寿限無」の言い立てを暗記している子どもたちに手応えを感じた様子。「三穂小は優秀だ」と話すと、高座で使う扇子と手ぬぐいを全員に配り「自分が面白いと思う噺を一生懸命けいこすれば誰でもできる。人前で話すのが苦手な人ほど頑張って」と励ました。

 今後は2週に1回程のペースで集中的な指導を受け、人物の演じ分けや表情、声の抑揚、所作のほか、寄席太鼓の打ち方も学ぶ。平澤さんは練習・本番で使う全員分の着物も用意している。

 男児児童(11)は「難しそうだけどできると思う。大勢の人に楽しく笑ってもらいたい」、女子児童(11)は「面白かったのは『奥様』の小噺。私も本番ではあんな風に上手に発表したい」と笑顔で話した。

  

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