ありがとう阿智中旧校舎、取り壊し前に「お別れの式」

学校・教育

[ 2009年 12月 26日 土曜日 12時42分 ]

 改築工事が行われている阿智村の阿智中学校(古田數馬校長、生徒数183人)は24日、年明けから体育館と特別教室棟を取り壊すのを前に「旧校舎とのお別れの式」を開いた。旧校舎が新校舎だったころを知る先輩と元教師の思い出話とスライド上映を見聞きしながら、校舎の思い出を心に刻んだ。

 先輩2人と元教師は、当時としてはモダンで斬新だったH型の鉄筋コンクリート校舎に通えた喜び、生徒数が400人を超えていたことなどを回顧。1970(昭和45)年度卒の林茂伸さんは「馴染んだ物がなくなるのはさみしいが、このタイミングの在校もまた幸せなこと。新校舎で夢をさらに開いて」と呼び掛けた。

 73(昭和48)年度卒の井原正文さんは、ユニークな恩師たちの思い出を語ると「今はなんとも思わないことも、ずっと後になって大切な思い出になる。アイデンティティーとオリジナリティーを持って歩んで」と励ました。

 音楽教師として同校で16年教鞭をとった寺澤善周さんは「お父さんやお母さんが熱い時に下草刈りをした学友林の木が新校舎に使われ、皆さんを育んでくれる」と話し、世代と新旧校舎のつながりを理解させた。

 生徒会長の大月貴文君は「授業中に体育館の音がうるさかったのもいい思い出」と振り返ると、中学の歴史そのものの校舎に対し「長い間お疲れさまでした」と感謝の気持ちを伝えた。

 同中学は会地村と伍和村、智里村が56(昭和31)年に合併したのに伴い、61(同36)年に形式統合し、校舎が完成した63(同38)年に実質統合。南校舎(普通教室棟)は62年、体育館と北校舎(特別教室棟)は63年に完成した。

 来年1月半ば以降から旧校舎の体育館と特別教室棟を取り壊し、普通教室棟と昇降口棟を建設する2期工事に入る。現在の教室棟は新教室棟の工事が終了してから取り壊し、外構工事を経て2011年10月末に全工程が終了する。

  

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