泰阜村立泰阜中学校(木下啓爾校長)は17日、村の高齢者学級「かたくり学級」を招き異年齢交流会を行った。訪れたおじいさんおばあさんと生徒たちは、ニュースポーツなどで和やかに交流を楽しんだ。
かたくり学級は村内の60歳以上が参加する高齢者学級で、毎月1回、陶芸や自然観察、ニュースポーツなどの生涯学習を行う。異年齢交流会は同校の恒例行事。ことしは8月に中学校の授業を受ける体験も予定している。
この日は、かたくり学級から20人が訪れ、同校の2年生18人と交流。ニュースポーツのグラウンドゴルフや室内ペタンク、ペットボトルボーリングのほか、折り紙教室があり、4つのグループに分かれてそれぞれ交流した。
このうち、グラウンドゴルフはグラウンドに立てた旗の下をめがけ、マレットゴルフほどの大きさの玉を打つゲーム。真夏に近い日差しの下、生徒とお年寄りは3ホールのプレーを通じて、すっかり打ち解けた様子だった。
「おじいさんおばあさんと和やかな時間が過ごせた」と同校2年の田中洸君(13)。毎年中学生との交流を楽しみにしているという土岐節子さん(77)と熊谷つや子さん(79)は「孫の世代と一緒に遊んで元気をもらえる」と喜んでいた。
交流後はかたくり学級のメンバーも生徒たちと一緒に給食を味わい、子どもたちとのひとときを楽しんだ。