けん引式車椅子を体験 阿智高地域政策コース ユニバーサルツーリズム

学校・教育

[ 2018年 12月 8日 土曜日 14時19分 ]

けん引式車椅子で河川敷を散策

 観光を学ぶ阿智高校地域政策コース3年生は7日、阿智村昼神温泉郷でユニバーサルツーリズムに向けたフィールド調査を行った。阿智☆昼神観光局が本年度導入する予定のけん引式車椅子を使い、足場の悪い河川敷を散策できるか試した。

 県内で進むユニバーサルツーリズムは、完全なバリアフリー化を目指すのではなく、器具や人の手助けにより観光を可能にしようと取り組んでいる。

 生徒らはこれまでに、昼神温泉の「リハビリ旅行」でも旅行前の事前調査などに協力したほか、ユニバーサルツーリズムに向け温泉街散策道の段差や道幅などの調査、車椅子での体験も行ってきた。

 今回は、JINRIKI(上伊那郡箕輪町)の中村正善社長を講師に招き、通常の車椅子では進入不可能な場所での実証実験を行った。通常の車椅子は、前側の補助輪を上げることで段差を乗り越えられるが、けん引式は、より小さな力で持ち上げられるなどのメリットがある。

 生徒らは、ごつごつした石が転がる阿智川の河川敷に降りて散策を体験。左右の揺れには弱いため前後に人がつく必要があるが、けん引式車椅子で十分移動できることを確認した。

 中村社長は「アウトドア利用だけでなく、がれきが散乱する災害時の避難にも役立つ。道具の力で旅行をあきらめない、災害時に命をあきらめないですむようにしたい」と話した。

 体験した松村陽菜さん(17)は「怖かったけど車椅子でも川に行けた」と語り、武田翔真さん(同)は「誰でも旅行を楽しめるようにする取り組みは、大切なことだと思う」と語った。

  

関連の注目記事

powered by weblio


  

こちらの記事もどうぞ(広告を含む)