泰阜村田本のNPO法人グリーンウッド自然体験教育センターが運営する山村留学「暮らしの学校だいだらぼっち」で3日、恒例のゴールデンウイーク合宿が開かれた。山村留学のOB・OGや保護者などが訪れ、現在山村留学をしている子どもたちとともに、まき割りやみその仕込みといった作業を手伝った。
GW合宿は秋に行われる文化祭「まつり」や3月に行われる「引継ぎ式」とともに、OB・OGや保護者などに開放される恒例のイベント。20年ほど前に、だいだらぼっちを子どもたちの手で建設する際、大人の力も借りようと保護者を呼んだのが始まり。以来、保護者やOB・OGが、子どもたちとともにだいだらぼっちを作り上げる機会になっている。
この日は、近くの人から提供された山林で、切り倒した木を運び出し、他の廃材などとともに割ってまきにする作業。また、1年間に利用するみそ約150キロを仕込むため、大豆をゆでて踏みこうじなどと混ぜて団子にする作業も行われた。
ことし3月まで山村留学にいた埼玉県の小学6年生は「2カ月しか経ってないけど、久しぶり」。中学時代を泰阜村で過ごした東京都の高校3年生は「泰阜は自分のふるさと。都会では出来ない体験が友達に自慢できる」と話していた。