シトラスリボンに賛同を

学校・教育

[ 2020年 11月 27日 金曜日 15時09分 ]

 新型コロナウイルスの感染者への差別や偏見をなくそうと取り組む大鹿中学校の生徒会は26日、愛媛県発祥の「シトラスリボンプロジェクト」の運動を広げようと、村役場を訪れて全職員56人分のシトラスリボン水引を贈呈した。

 生徒は、LGBTQやハンセン病などさまざまな人権問題を学習してきた。新型コロナウイルスの流行に伴い、身近な場所で差別や偏見が起こることを懸念し、生徒会が中心となり「私たちは誹謗(ひぼう)中傷しません」宣言を行った。

 シトラスリボンプロジェクトは、感染者や医療従事者が「ただいま」「お帰り」と言い合える地域を目指して始まった活動で、全国に広がりつつある。

 飯田市で地場産品の水引を活用した普及啓発運動があることを知り、同校でも学年ごとにシトラスリボン用の水引作りを体験。今月17日の生徒集会から、村内にも広めようと全校生徒で制作を続けきた。

 学校外への発信の第一歩として村役場に賛同を求め、全職員分のシトラスリボン水引を用意。生徒会の宣言文とともに村役場に届けた。

 受け取った柳島貞康村長は「生徒の皆さんは新型コロナウイルスだけでなく、幅広く人権問題に取り組んでおり、非常に感心している。中学校を卒業した先も、その心を持って頑張ってほしい」と感謝した。

 生徒会長(14)は「宣言文で私たちの心のあり方を示したけれど、シトラスリボンは身に着けるだけで、そうした思いを持っていることが伝わる。分かりやすくてすごくいいと思う」と話した。

 今後、村議や小学生、活動に賛同する村民にも配布していく。また、村内店舗での販売なども検討している。

◎写真説明:大鹿中生が村職員分のシトラスリボンを贈呈

  

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