「第2回全国少年少女チャレンジ創造コンテスト」(チャレコン)の飯田地区大会がこのほど、飯田市丸山町のかざこし子どもの森公園おいで館で開かれた。飯田下伊那地域の小中学生でつくる5チーム全15人が参加。各チームで作った「モーターとゴムで動くハイブリッドカー」で記録を競った。
社団法人発明協会主催。全国の少年少女に、ものづくりの楽しさやチームワークの大切さを体験してもらい、豊かな発想力やチャレンジ精神、発明に対する関心を高めようと、昨年から開いている。
小学3年生から中学3年生を対象とし、3人1組のチームを作って、既定のキットで統一課題であるハイブリッドカーを製作。その際、チーム独自のアイデアやデザインを盛り込む。選考では、走行競技成績とアイデア・デザイン面で審査を行う。
7―8月にかけて全国で地区大会を実施。およそ1500チームが参加し、優秀な成績を収めた地区代表が11月に行われる全国大会に出場する。
飯田地区大会では、飯田少年少女発明クラブに所属する子どもたちが参加。
定められた材料を使いながら、それぞれに工夫を凝らしたハイブリッドカーを用意。第1ステージではモーターによる手動発電で、第2ステージはゴム動力で走行。参加者は、各チームの車が走る様子を真剣な表情で見守った。
大会の結果、「チームTTI」が58・93メートルで優勝。「チームDAICHI」が58・55メートルで準優勝を果たした。
地区大会結果は本部の発明協会が集計し、成績優秀チームを選考。選ばれたチームは、11月26日に東京都目黒区の東京工業大学大岡山キャンパス体育館アリーナで行われる全国大会に出場する。