マイコンカーラリーでOIDE高生2人が全国へ

学校・教育

[ 2019年 11月 8日 金曜日 17時20分 ]

 3、4の両日に富山県魚津市で開かれた「ジャパンマイコンカーラリー2020北信越地区大会」で、飯田OIDE長姫高校(飯田市鼎名古熊)電気部で電子機械工学科3年の佐々木渉さん(17)が1位、小澤侑治さん(同)が3位となり、来年1月の全国大会への出場を決めた。

 マイコンカーラリーは、自動運転のロボットカーを既定コースで走行させ、ベストラップを競うもの。独自の車体にマイコンボートやセンサーなどを搭載し、プログラミングを施す。コース上の白線などから、クランクやS字、坂などのコース情報を読み取り、速度を調整しながら走るため、車体の設計や素材、電気回路、プログラムなど総合力が試される。

 大会には北信越5県の工業系高校から、3部門に計167人がエントリー。同校からは9人が最上位のアドバンスクラスに出場し、68人で競った。当日のコースは1周52メートル。上位50台が決勝に進み、佐々木さんのマシンは11秒86で優勝した。

 前年度の北信越は7位、全国大会は予選で涙をのんだ佐々木さん。「カーブが課題」ととらえ、今春に大幅な改良を決意した。走行中の回転数を把握し、最適な速度に調整できるよう、タイヤ4本全てに「エンコーダ」を装着し、マイコンのプログラムをカスタマイズ。車体なども構造解析を重ねた。

 9月と10月の主要大会で優勝した駒ケ根工業高への雪辱をチームとして誓っていたといい、佐々木さんは「1位になれたのは、チームのみんなで速さや安定性などを研究し合った成果。勝ててうれしい」と笑顔を見せ「北信越1位の代表として、全国でも優勝を目指したい」と意気込みを語った。

 カーネームは「霞草(かすみそう)」。花言葉の「感謝」を意識しており「家族や先生、仲間、部活の先輩など、多くの人たちに支えられて今がある。感謝の気持ちを忘れず、全国に向かいたい」としている。

 一方の小澤さんのマシンは1年時から「ほぼ変えず」。チーム全体で電池の種類など基本仕様を見直したところ「見事にはまった」といい、1発の可能性を秘めたマシンに変ぼうした。

 4位だったチームメートとの差はわずか100分の1秒。全国切符は1校から2人までのため、小澤さんは「仲間の分まで頑張りたい」と改良を誓っている。

 全国大会は来年1月11、12の2日間、北九州市で開かれる。顧問の小池伸一教諭は「マイコンカーは作り手の心や人間性を映す。3年間の集大成として、思いをぶつけてほしい」と期待を込めた。

◎写真説明:全国出場を決めた佐々木さん(右)と小澤さん

  

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