上村小で小正月飾り 高齢者が児童に伝える

学校・教育

[ 2015年 1月 9日 金曜日 12時08分 ]

 飯田市上村の同市立上村小学校(矢澤善夫校長)で8日、小正月飾りの教室が開かれ、全校児童14人が上村高齢者クラブ(山崎昭文会長)の指導で作業を行った。飯田下伊那地域伝統の繭玉などもこしらえ、正面玄関に飾りつけた。

 同高齢者クラブが伝承する企画として、30年以上前から行われている恒例の行事。ことしもクラブの10人が同校を訪れ、指導をした。

 女子児童が女性のメンバーから繭玉や餅花づくりの手法を教わり、調理。米粉を丸めてそれぞれの形にしてゆでたり、キンカンに針で糸を通して結びつけられるようにした。

 男子児童は、男性たちから飾りつけの仕方を教わった。高さ2メートル50センチほどの1対のかしの木を、正面玄関に設置。繭玉はかしの木に、餅花はカエデの枝に飾るなど伝統を守り、一つ一つを丁寧に飾り付けた。

 6年生の男子児童(11)は「ことしで6回目だけど、うまく結べなかったり難しかった。でも、みんなで力を合わせて無事に飾り付けることができて良かった」と話した。

 餅花飾りは、1年の五穀豊穣や無病息災を祈る意味を込めた小正月飾り。かつて養蚕業が盛んだった飯田下伊那地域では、繭玉をかたどった餅を飾るのが特徴で、昭和40年代頃まで農家に伝承されていた。

 14日には高齢者たちも参加し、学校でどんど焼きや七草がゆの行事をする。

 高齢者クラブの山崎会長は「子どもたちと触れ合い、心の交流を深めることが最大の狙い。児童たちが大人になった時、伝統の風習を次の子どもたちに伝えてくれたら」と話していた。

  

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