上村小で複式学級の授業公開

学校・教育

[ 2016年 12月 8日 木曜日 15時20分 ]

上村小で公開された複式学級の授業

 飯田市上村小学校(矢澤善夫校長)は7日、1、2年と5、6年の各複式学級の授業を公開した。少子化の影響を受け一昨年度から同小に合った複式授業のあり方を模索し、昨年4月に導入。この日は県教委関係者や県総合教育センター、南信教育事務所をはじめ、飯田下伊那地域の小学校教諭ら計37人が工夫された授業風景を見学に訪れ、小規模校の教育の可能性を考えた。

 同小は本年度1、2年生が各学年1人、4~6年生が同3人ずつの計11人。3年生はいないため、4年生のみ1クラスの計3クラスで学校生活を送っている。小規模校には支援の教員を配置するなど県の「複式解消」の方針がある一方で、同小は少子化や教育予算などを踏まえ「複式授業を行わざるを得ない状況」と判断した。

 2014年度から計4回にわたり複式授業の先進校である浜松市の熊小学校を視察して複式授業を研究して可能性を探り、昨年4月から1つの教室で1人の担任が2つの学年の授業を同時に行う「複式授業」を取り入れた。

 この日公開した授業は1、2年生、5、6年生ともに算数。このうち各学年1人ずつの1、2年生の教室には、正面の黒板に加えて移動式の黒板を別に設置し、2人の児童が背中合わせで授業を進めた。

 「1人学び」としてストップウオッチで問題を解く時間を自分で決め、引き算の計算やさまざまな形の中から三角形や四角形を見つける授業に集中した児童たち。担任の古川大輔教諭が問題を出題しながら2人の進捗状況を確認し、同校の葭本(よしもと)直樹教頭が支援員としてサポートした。

 矢澤校長は「飯田下伊那の山間地には小規模校もあり、今後複式学級を考える上での参考にしてもらえれば」と話し、「互いに学び合いながら、その学校に合ったより良いものを追求していくことができれば」と述べた。

  

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