上村小学校でかけ踊りの体験授業

学校・教育

[ 2019年 6月 26日 水曜日 16時20分 ]

 飯田市上村の下栗地区で毎年8月15日に開催される雨乞い祭事、国選択無形民俗文化財「かけ踊り」の体験授業がこのほど、上村小学校で開かれた。全校児童が参加し、踊り保存会(胡桃澤國夫会長)の指導の下、男子は太鼓打ちと太鼓持ち、女子は菅笠(すげがさ)をかぶり舞う子女郎(こじょろう)を体験。400年以上続く地区の伝統行事に触れ、保存継承へ自分たちにできることを考えた。

 かけ踊りは、同地区内の十五社大明神で、盆の行事として毎年開催。禰宜(ねぎ)らの雨乞い唄に合わせて、太鼓打ち、太鼓持ち、棒振り、赤い衣装に紙垂(しで)のたれた菅笠をかぶる子女郎が舞う。

 太鼓打ちらは成人男子、子女郎は中学生以下の女子が担当するが、今年は地区内に小学生の子供がおらず、踊りの継承に危機感を覚えた保存会は、地区内に限らず子女郎役を募集したいと、同校に相談。同校は「上村の伝統行事をぜひ学びたい」と、初の体験会が実現した。

 この日は、かけ踊りの映像を見てどんな踊りかを学んだ後、実際に太鼓をもったり菅笠をかぶったりして踊りに挑戦。初めてながらも覚えの良い子供たちに、胡桃澤会長(65)は笑顔で「下栗の伝統を一緒に守ってほしい」と呼び掛けた。

 体験を終え、6年生の女子児童(11)は「初めてかけ踊りを知り子女郎を体験したが、楽しかった。上村の伝統について勉強できて良かった」と話した。

◎写真説明:かけ踊りを学ぶ児童ら

  

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