上郷小6年生が市田柿出前教室

学校・教育

[ 2013年 11月 25日 月曜日 9時01分 ]

 市田柿ブランド推進協議会、飯伊農業振興協議会(ともに事務局・県下伊那地方事務所農政課内)は22日、飯田市立上郷小学校で6年生31人を対象に「市田柿出前教室」を開いた。

 地域の伝統食品である「市田柿」を子どもたちに理解し、実際に作業を体験することで親しんでもらおうと、ことし初めて計画。市田柿を作っている市町村教委を通じて募集したところ、同校の4年生135人を対象に2講座と、今回の1講座の応募があった。4年生の2講座は12日に開催している。

 この日は、同推進協議会の構成メンバーである同農政課、下伊那農業改良普及センター、飯田市役所の職員7人が同校を訪れ、市田柿出前教室を1時間開いた。

 最初に市田柿の特徴や歴史などについて「干し柿にはあんぽ柿ところ柿の2種類ある。市田柿はころ柿の仲間で、全国で飯伊地域でしか生産されていない。干し柿の中で日本で一番売れているブランド商品。糖度は65~70度(干す前20~24度)にもなる。今からおよそ100年前の大正時代に、市田村(現高森町)で『焼きがき』と言われていた干し柿を『市田柿』と名付けて都会の市場に売り込んだのが始まり」と教えた。

 この後、実際に市田柿の皮をむき、むいた柿をお湯で3秒ぐらい殺菌してから1人3個ずつ順番に柿のれんにつるす作業を体験した。20日ぐらい干してあんぽ柿の状態になったらでき上がり。さらに白い粉が出るまで干すと市田柿ができるが、今回はあんぽ柿の状態で一度食べてみるという。

 クラス担任の教諭(28)は「総合的な学習の時間を利用し、地元に関わりの深い仕事を体験させようと応募した。子どもたちは野底山で間伐体験もした。大きくなってどこかに出て行っても帰ってきてほしい」。男子児童の一人は「下久堅のおばあちゃんが市田柿を作っていて、柿取りや皮むきを手伝ったことがある。つるすのは初めてでちょっと難しかった。市田柿はおいしくて食べるのが好き」と語った。

 下伊那地方事務所農政課生産振興係の係長は「子どもたちの反応が非常にいい。家でもやってみたいと言ってくれて楽しんでいる感じ。大きくなったら市田柿を自慢しPRしてほしい。消費拡大につながることを期待している」と話していた。

  

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