飯田市立上郷小学校の6年生約140人は28日、社会科の授業の一環として、飯田市議会を見学した。各クラスごとに分かれ、傍聴席に着いた児童らは緊張の面持ち。牧野光朗市長と議員らとのやりとりに熱心に耳を傾け、メモを取ったり、議場の見取り図を描いたりするとともに、市長や市議らの「仕事ぶり」を見つめた。
議会見学は、「社会科の教科書では記載が少ない、市長や市議会について実際に現場を見ることで学習を深めたい」という同校の依頼を議会事務局が受け、昨年より実施されている。この日児童らは議会見学のほか、同事務局から、市役所や市長、議員の仕事、議会の仕組みなどについての説明も受けた。
見学を終え、6年1組の男子児童(12)は、「議場は緊張感があった。話している内容は難しく、早口なのでメモを取るのが大変だったけど、議会がどのように行われているか実際に見ることができ良かった」と感想を述べた。