下久堅小6年生が和紙の紙すき体験

学校・教育

[ 2012年 2月 3日 金曜日 9時13分 ]

 飯田市立下久堅小学校の6年生32人は1日、下久堅公民館に併設する和紙の紙すき体験場で、地域の伝統文化「ひさかた和紙」の紙すき作業を行った。ひさかた和紙保存会(羽生弘治会長)指導のもと、児童らは均等な厚さの和紙になるよう丁寧に、原料となるコウゾの繊維などを木製のこてですくい上げていった。この日すいた和紙は自身の卒業証書として使われる。

 同校では毎年、自分たちの暮らす地域について理解を深めるとともに、愛着心を養おうと、「ひさかた和紙」づくりに取り組んでいる。コウゾの収穫や皮はぎをはじめ紙すきまで、一連の作業を自分たちの手で行い、完成した和紙を6年生は卒業証書に、1、3、5年生は凧(たこ)にと活用している。また、昨年5月には、4、5年生10人でつくる「しもひさかた和紙・工作クラブ」が発足し、校内の畑で原料となるコウゾやトロロアオイの栽培も始めた。

 この日6年生は、1人2枚ずつ紙すきに挑戦。隔年で紙すきを体験し、前日にも練習をして本番を迎えただけに、児童らは要領よく作業をこなし、出来栄えに満足そうな笑みを見せていた。男子児童は「練習の成果もありうまくできた。和紙作りは他の地域にはなく、自慢できること。ひさかた和紙を多くの人に知ってもらいたい」と話していた。

  

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