下伊那農業高・果樹班がナシの燻蒸処理

学校・教育

[ 2019年 10月 26日 土曜日 15時05分 ]

 収穫期から時期をずらした果物の有利販売を探る下伊那農業高校(飯田市鼎名古熊)の果樹班は25日、果樹実習室で晩生ナシ4品種の燻蒸(くんじょう)処理作業に取り組んだ。班員7人がこの日の朝に収穫したナシをコンテナに詰め、専門業者による燻蒸処理を見守った。

 端境期(はざかいき)の有利販売をテーマに2014年度から取り組む研究の一環。燻蒸により、成熟に伴って発生する老化促進の植物ホルモン「エチレン」を抑制し、鮮度を保持する。

 昨年度からは0度で保管する氷温貯蔵にも取り組み、これまでにナシやブドウ、サクランボで氷温食品認証を受けている。

 ナシ品種の燻蒸は「南水」に続き今年2回目。「王秋」「豊月」「にっこり」「甘太」の4品種を対象にし、処理後は氷温貯蔵する。

 鮮度保持剤による燻蒸処理は、技術認定を受けている駒ケ根市の田中薬品に依頼。48ケースのナシを積み上げて専用の装置に入れ、処理の様子を見守った。

 12時間経過後、一部は品質試験に活用。他の果実は低酸素・高二酸化炭素状態を保つ特殊な素材で包装(MA包装)した後、0度で氷温貯蔵し、来年1~4月の販売を計画している。

 この日はシャインマスカットの氷温貯蔵作業にも取り組み、一つ一つ丁寧に包装し氷温倉庫に収めていった。

◎写真説明:燻蒸作業の準備をする班員ら

  

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