下伊那農高が創立90周年

学校・教育

[ 2010年 10月 25日 月曜日 11時23分 ]

 飯田市鼎名古熊の下伊那農業高校(斎藤秀雄校長)の創立90周年記念式典が23日、同市高羽町の飯田文化会館で開かれた。全校生徒510人や同窓生、PTA、来賓ら計約800人が出席。90年の節目を祝うとともに、今後も開拓精神を大切に地域の発展に努めることを誓った。

 同校は1920(大正9)年、農業振興を求める地域の熱意により郡立下伊那農学校として創立され、48(昭和23)年に県立下伊那農業高等学校に移管。「少年よ大志を抱け」「質実剛健」に代表される教育思想・方針を掲げ、これまでに約1万7000人余の卒業生を輩出してきた。

 式典あいさつで、同校同窓会の岩崎和男会長は開校以来の教育方針▽質実剛健▽誠実堪能▽積極真摯―を堅持するよう求め「地域の厚い信頼と要望に応えるためにも、さらに魅力ある農業高校として発展されることを願う」とあいさつ。「校歌の一節にある『農はわれらの命かな』の精神を大切にしてほしい」と期待を込めた。

 斎藤校長は式辞の中で、同校の90年の歩みを「校地整備に象徴されるように、まさに開拓の歴史」と指摘。「生きる力を育み地域を担う人材を育成することが本校に課せられた使命であり、地域の期待。これからも開拓魂を礎とした下農教育に全力を注いでいく。生徒たちも心新たに、大志を抱けの精神で取り組んでほしい」と述べた。

 生徒を代表して校友会の吉川悟会長は90年の節目を生徒として迎えられたことを喜び「先輩方の手で築き上げられた90年という長い歴史や伝統を忠実に継承し、下農の名に恥じぬよう、さらに発展できるよう努力していく所存」と力強く決意を伝えた。

 式典では、同校へ先日に200万円を寄付した同市駄科の木下長志さん(85)=木下工業会長=と、新渡戸稲造氏の英文による墨書を寄贈した吉川建設(同市松尾町)に感謝状が贈られた。

 同校との交流20周年を迎えた中国の蘇州農業職業技術学院の職員5人も式典に出席。訪日団を代表して解鵬団長は「今後も中日両国の教育の国際化を進め、友好、農業発展へともに努力しましょう」と話し、記念品として、牡丹が描かれたシルクの刺しゅう作品を手渡した。

 式典に続いて、俳優で農業にも携わる永島敏行さん(54)が「あなたたちが未来をひらく」と題して記念講演。続いて在校生たちが、同校の90年の歩みについて、新旧の写真などを交えてスライドで発表した。

  

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