下伊那農高果樹班がナシの燻蒸作業

学校・教育

[ 2018年 9月 8日 土曜日 14時52分 ]

燻蒸容器への詰め込み作業

 端境期の有利販売を目指して果樹の鮮度を保つ貯蔵法を研究している下伊那農業高校(飯田市鼎名古熊)果樹班の生徒らが7日、ナシ「南水」の燻蒸(くんじょう)処理作業をした。本年度は貯蔵期間中に硬度の変化を調べ、効果の科学的根拠を探る。

 2014年度から取り組んでいる研究の一環。燻蒸は、成熟に伴って発生し、果実の老化を促進するエチレンの作用を阻害することを目的とする。

 米国で開発された鮮度保持材で暴露処理することで通常より長く鮮度を保つことができるとされ、初めて試した昨年度にも実証している。

 同処理の技術認定を受けている駒ケ根市の田中薬品社長、田中篤さん(46)の指導で、この日の朝に収穫した約500キロの南水を処理。コンテナに詰め、約3・5立方メートルの密封された容器に積み入れて処理の行方を見守った。

 12―24時間後、水分消失を抑制する特殊な資材で包装し、4・4度以下で貯蔵する。

 硬度計で硬さの変化を調べる他、10月の農協祭で販売して購入者の客観的な声も聞く。

 3年の女子生徒(17)は「昨年度は専門家からナシが柔らかくなっているとの指摘があった。硬度を実際に調べ、変化を確認したい」と話していた。

 同班はこの研究で日本学校農業クラブ北信越ブロック大会のプロジェクト発表会で2年連続最優秀賞を受賞。10月に鹿児島県で開かれる全国大会に臨む。

  

関連の注目記事

powered by weblio


  

こちらの記事もどうぞ(広告を含む)