下農の古内さん、県弁論大会で最優秀賞 古里の福島への思い綴る

学校・教育

[ 2017年 2月 4日 土曜日 14時49分 ]

最優秀賞に輝いた古内さん

 下伊那農業高校=飯田市鼎名古熊=園芸クリエイト科2年の古内舞桜さん(17)が、県内では初開催となった1月29日の県高等学校弁論大会で最高賞の最優秀賞に輝いた。原発事故の影響で苦しむ古里、福島県南相馬市の現状を踏まえ、離れて暮らす高校生の自分にできることを考え、実現に向けた思いを綴った。

 大会は来年度に県内での第42回全国大会を控える県高等学校文化連盟弁論専門部が第1回県大会として東御市で開催。県内の高校生23人が出場した。

 古内さんは、夏に開かれた県学校農業クラブ連盟の意見・プロジェクト発表会で優秀賞に選ばれ、推薦された。

 小学校5年生の時に東日本大震災が発生。直後に家族とともに祖母の実家がある高森町に移った。

 意見文は「福島のために、今私ができること」のタイトル。「黄金色の海」と表現した秋に広がる福島の田園風景が、自分自身の人生とともに「震災で大きく変わった」と切り出し、「この5年間、福島のことを忘れた日はない」と胸の内を明かした。

 昨夏の帰省時に目にした荒れた農地、風評被害に苦しむ農家の様子、セシウムが影響しない菜種油の商品開発に携わる現地の農業高校生たちの取り組みも紹介。

 その上で、同じ農業高校生たちとの交流や自身が執行部に入る「校友会」有志による現地訪問、文化祭での菜種油の販売などの企画を考えたとし、「黄金色の海が復活する日を夢見て、自分ができることを精いっぱい取り組みたい」と結んだ。

 「読み込みが足らず、受賞できるとは思わなかった」という古内さん。県代表として8月に宮城県で開かれる全国大会に向けて、「自信を持って発表できるよう、文を練り直し、行動も具体化させたい」と決意を語っていた。

 担任の中島かおるさん(48)は「内に秘めた思いをしっかりまとめ、多くの人の共感を呼んだ。全国大会に向け、文の練り直しにもつながる、企画の実現にも期待したい」と話していた。

  

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