下農の古内さんが総文弁論部門で優秀賞

学校・教育

[ 2017年 8月 23日 水曜日 16時17分 ]

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 県立下伊那農業高校=飯田市鼎名古熊=園芸クリエイト科2年の古内舞桜(まお)さん(18)が県代表として臨んだ第41回全国高等学校総合文化祭の弁論部門で優秀賞を受賞した。原発事故の影響を受けるふるさと福島県南相馬市の農業の現状を訴えるとともに、離れて暮らす高校生の自分ができることを模索し、実践に向かう過程をつづった。

 大会は「みやぎ総文2017」の名で2、3日に宮城県東松島市で開かれ、弁論部門には全国の代表68人が出場。古内さんは1月にあった初開催の県大会で最優秀に輝き、県代表として臨んだ。

 小学校5年生の時に東日本大震災が発生し、家族と祖母の実家がある高森町に移り、現在まで飯田下伊那地域で暮らしている。

 弁論のタイトルは「福島のために、今私ができること」。「福島の秋の田園風景が、私の人生とともに大きく変わった」と切り出し、帰省時に目にした荒れた農地、払拭されない放射線の影響、深刻な人手不足などを挙げてふるさとの農業の現状を伝えた。

 調べを進める中、放射性物質のセシウムが移行しない菜種油の商品開発をする相馬農業高校の取り組みを発見。「遠く離れた自分にも何かできないか」と元同級生や県内在住の支援NPOの幹部と連絡をとり、秋の下農文化祭で相馬農高の菜種油を販売する計画を立てた。

 結びでは「私たちの力は微力だが無力ではない」「残された高校生活の中で福島の方々の自立につながる活動をしたい」との決意を記した。

 表現と論旨で審査され、総合6位で優秀賞を受賞。同部門の県内受賞者第1号になった。

 「ジェスチャーが苦手だったので、言葉に感情を込める練習をした」と古内さん。「緊張して受賞できるとは思っていなかったので、すごいうれしかった」と振り返った。

 9月には南相馬で開かれる菜の花の種まき会にも参加する。「離れていても、飯田下伊那で福島の現状を知ってもらえる活動をしていきたい」。

  

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