下農アグリ班が高校生レストラン

学校・教育

[ 2016年 6月 28日 火曜日 10時13分 ]

 ジビエの鹿肉の魅力を伝えようと、飯田市名古熊の下伊那農業高校アグリ研究班は26日、飯田市錦町のシルクホテルで「高校生アグリレストラン―信州ジビエを召し上がれ」を開いた。市民ら約90人を迎え、ローストやカルパッチョなどを提供。参加者からは「鹿肉とは思えない」などの声が聞かれた。

 レシピはロースを使ったロースト、モモ肉を素材にしたカルパッチョとミートパイなどで、スープやデザート、パンも添えて1500円で提供した。

 同ホテルが無償提供した館内のレストラン・マリエージュで、午前と午後の2回に分けて“営業”。1―3年生の19人が調理や接客を担い、テーブルを巡って低温調理の方法や鹿肉の魅力を伝えた。

 松川町から家族で足を運んだ女性(88)は「軟らかくておいしい。鹿の臭みが全くなくて驚いた」と話した。

 鳥獣が農作物に及ぼす害を研究した際、狩猟されたニホンジカの多くが廃棄されている実態を知り、使途について考えた。

 真空状態で低温調理をすることで消費者がイメージする「硬い」や「臭い」の負の要素を払拭できることを知り、この手法を取り入れて多彩なレシピを考案。地元の他、東京の銀座NAGANOなどでの提供を重ね、好評を得ている。

 料理長を務めた班長(17)は「緊張したが、お客さんからは『軟らかくておいしい』の声が聞かれ、魅力をPRできたと感じた」と話していた。

  

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