8月2―5日に開かれる「いいだ人形劇フェスタ2012」を盛り上げようと、下伊那農業高校生が30日、飯田市吾妻町の市民プール跡地に、フェスタのイメージキャラクター「ぽぉ」と相棒犬「プッチー」の花壇を造った。炎天下での作業を終えた生徒たちは、ほっと汗をぬぐっていた。
同校といいだ人形劇フェスタ実行委員会、市公民館が合同で取り組み、5年目。園芸クリエイト科3年生のうち、総合実習で草花を専攻する生徒が、授業の一環で花づくりを実施。この日は8人の生徒と教職員らが花の設置を行った。
ぽぉの花壇は7・9×5・6メートル、プッチーは4・2×3メートルほどのサイズに。マリーゴールドや、ホワイト、ピンク、ローズ、ブルーの4種のニチニチソウなど計1655鉢を運んで設置した。花は咲きそろった状態で、並んで立つキャラクターの姿が浮かび上がっている。
生徒の一人は「暑くて大変だったけど、デザインどおりにうまくできたと思う。頑張って育てた花なので、買ってもらえたら」と話していた。
花は最終日にあたる5日午前11時半から、3鉢100円で販売。売り上げは東日本大震災東北訪問公演の費用として、フェスタ実行委員会に寄付する。