下農高で中学生660人が体験入学

学校・教育

[ 2015年 8月 1日 土曜日 9時49分 ]

 下伊那農業高校(遠山善治校長)で31日、中学生の体験入学があった。遠くは塩尻・広陵中をはじめ飯田下伊那を中心に22の中学校から中学3年生660人(昨年546人)と保護者ら77人(同58人)が参加。人数が多いため、昨年まで午前と午後の2グループに分けて行っていた実験実習を、ことしは午前を2グループに分け午後とあわせて3グループで行った。

 同校の本年度の募集定員は、アグリサービス、農業機械、園芸クリエイト、食品化学の4科で各40人の計160人。体験入学は、日々の授業の一部を中学生に体験し進路選択の参考に役立ててもらおうと、農業高校ならではのテーマで13の講座を用意。中学生が希望する講座に3交代で参加してもらった。

 アグリサービス科の「子どもの食事を学ぼう」の講座の午前Ⅰのグループには、中学生17人が参加。食農コース2、3年の11人を講師に「トマトそうめん」「フルーツポンチ」の献立に挑戦した。

 暑い夏の幼児の食事で材料を冷やして手早く作れるよう、中学生向けに工夫したといい、3年生の女子生徒(18)は「どうしたら手際よく調理できるか。冷えた野菜や果物をどういうタイミングで出したらいいのか考えて」と助言。

 緑ケ丘中3年の女子生徒(15)は「将来保育士になりたいので、下農高に入りたい。体験入学はここだけしか考えていない」と語り、子どもの食事づくりを熱心に体験していた。

 実験実習を見守った高森中の教諭は「本校の3年生164人のうち58人が下農高の体験入学に参加した。ほぼ9割の生徒が2、3校に体験入学する予定。下農高が若干多いのは人気の高い学校で、中学にない教科が多いので、どんなことをするか知るために参加した」と説明した。

 遠山校長は「例年に比べ参加者が多く、初めて3グループに分けて体験入学を行った。13の講座の中で希望する講座を選び実験実習を通して本校への理解をさらに深めてもらえればありがたい」と話していた。

  

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