下農高で教委が初任者研修会

学校・教育

[ 2015年 8月 12日 水曜日 9時41分 ]

 今春教員に採用された下伊那地区の初任者研修会が10日、飯田市鼎名古熊の下伊那農業高校であった。市町村教育委員会の主催で21の小中学校から28人が参加。2班に分かれ、畜舎で動物とのふれあい、野菜実習室で秋野菜の鉢上げの体験学習をローテーションで行った。

 動物とのふれあいでは、同校アグリサービス科3年の生産流通コースの生徒や先生の指導で牛の直腸検査や、鶏を抱いて聴診器で体温を計るなどの体験をした。牛の人工受精に必要な直腸検査では、爪の長さを確認し、踏み込み消毒をした後、せっけんで腕全体をぬらし、牛の肛門にすぼめた手をゆっくり入れていった。牛の肛門から手を入れて子宮頚管をつかめないと人工受精ができないと説明を受け、ふん尿にまみれながら果敢に取り組んでいた。

 挑戦した参加者らは「初めての体験なので緊張した。手を入れてみるとすごく温かくて生きていることを肌で感じた。生きていることを実感する指導を授業に取り入れていきたい」、「手を入れると中が広く、体温を感じた。生きていることは人間も同じ。動物と近くなった感じがする」と感想を語った。

 研修会の推進委員長を務める伊澤宏爾・飯田市教育長は「福祉と農業の分野で実際の現場へ行って研修することが目的。飯田市で20年前に始まり、10年前から飯伊全体で取り組んでいる」と話していた。

  

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