下農高で聴覚障害を学ぶ福祉講座

学校・教育

[ 2015年 6月 19日 金曜日 11時07分 ]

 下伊那農業高校アグリサービス科の食農科学コースの3年生(22人)が18日、聴覚障害の女性を講師に招き、耳の聞こえない人とどのようにコミュニケーションをとったらいいかを学んだ。同コースでは毎年、生活科学の授業で飯田市社会福祉協議会の出前福祉講座を依頼して行っている。

 前半は、聴覚障害とはどんな障害であるかを学んだ。講師を務めた市内の会社員の女性(49)は「日常生活は皆さんと同じだが、耳が聞こえないためチャイムが聞こえなかったり、料理が吹きこぼれたり、お風呂の水があふれる失敗をしたこともある」と説明。「聴導犬と一緒に生活するようになって安定した生活ができるようになった。来客のチャイムも料理や風呂もタイマーの音を聞いて教えてくれる」と語った。

 聴覚障害者とのコミュニケーションの方法について、筆談や身振り、要約筆記、手話などを紹介。「どんな方法でもいいので聴覚障害者に支援をお願いしたい。聴導犬を見かけたらよろしく」と生徒たちに呼び掛けた。

 伝言ゲームをしたり、簡単な手話を学んだ生徒たちは「イッツ・ア・スモール・ワールド」をみんなで歌った。女子生徒の一人は「聴覚障害者は耳が聞こえないだけでなく、しゃべることもできないことがわかった。将来保育士を目指しているので、教わったことが少しでも役立てば」と期待。

 講師の女性は「大変楽しく授業をさせていただいた。もう10年ぐらい来ているが、高校生も徐々に聴覚障害や福祉を理解してくれてうれしい」と話した。

 家庭科担当の教諭は「実際に聴覚障害者の方から話を聞くことで本当の意味で障害を持っている人の生活を理解し支援できる。福祉系を希望している生徒が多いので障害を理解する貴重な機会」と話していた。

  

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