下農高の果樹、畜産両班が最優秀賞

学校・教育

[ 2018年 8月 30日 木曜日 15時19分 ]

全国出場を決めた生徒ら

 県立下伊那農業高校(飯田市鼎名古熊)の果樹、畜産の両班は、23~24日に福井県で開かれた日本学校農業クラブ北信越ブロック大会のプロジェクト発表会でそれぞれ最優秀賞に選ばれ、全国大会出場を決めた。果樹班は「果物の鮮度保持と貯蔵法の改善」の研究で、生産・流通・経営部門で2年連続の最高賞。畜産班は黄金シャモによる中山間地の再生に関する研究でヒューマンサービス部門で初受賞。全国へのダブル出場、連続出場とも同校創立以来初めての快挙となった。

 ともに6月の県大会で最優秀に選ばれ、県代表として北信越に出場。プレゼンテーションに臨み、他4県の代表校と研究内容や発表方法などを競った。

 果樹班は、端境期(はざかいき)の有利販売を目指し、特殊資材を使った包装で果物の鮮度維持を探った。

 低酸素・高二酸化炭素状態を保った昨年度の研究で鮮度維持の目途が立ったものの、ナシで二酸化炭素焼け、ブドウで灰色カビ病が発生。本年度は改良資材による包装や貯蔵温度を試行錯誤し、克服した。糖度向上など商品性を高める結果も得られた。

 3年の前垣沙羅班長(17)は「本番までできる限りの準備をし、全国一を目指したい」と語った。

 畜産班は急傾斜地が多い地域特性や生産者の高齢化を踏まえ、少労力・低コストで付加価値が得られるブランド地鶏「信州黄金シャモ」に着目した。実際に飼育し、経費や売上げを分析。ブロイラー生産の6倍の収益が得られたとし、農業振興と消費拡大の両面で認知度向上作戦を展開した。

 計画、内容、考察、評価に分けて日々記録している活動記録も高い評価を受けた。3年の矢崎文哉班長(同)は「さらに記録を充実させ、本番に臨みたい」と決意を語った。

 意見発表部門では畜産班に所属する3年の中根裕輝さん(18)が、黄金シャモ生産の美点を挙げて地元の農業振興に生かしたいとの思いを訴え、優秀賞を受賞。全国切符は逃したが「やり切ることができ、悔いはない」と胸を張った。

 全国大会は10月24、25日に鹿児島県で開かれる。

  

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