下農高生13人全員合格 毒物劇物取扱者試験で

学校・教育

[ 2015年 9月 18日 金曜日 13時36分 ]

 高校生にとっては超難関の資格といわれる毒物劇物取扱者試験(試験区分・一般)に下伊那農業高校から受験した生徒13人全員が合格し、話題になっている。同校では毎年3、4人しか合格していなかったが、昨年は11人が受験し9人合格。ことしは13人全員が合格した。

 本年度の試験は8月6日に飯田合同庁舎など県内4カ所で実施。年齢、学歴、経験などは問わず、全県で490人が受験し、201人が合格した。合格率は41・0%。試験は筆記試験と実地試験(筆記方式により実施)により行われ、毒物劇物に関する法規、基礎化学、毒物劇物の性質や貯蔵、取扱い方法などが問われた。採点は法規、学科、実地の総合得点(600点満点)が360点以上で各科目40%未満の点数がないことを基準に合否を決定した。

 同校で合格した生徒13人は、食品化学科の2年生5人、3年生4人、アグリサービス科の3年生1人、園芸クリエイト科の2年生1人、3年生1人、農業機械科の2年生1人の内訳。

 昨年から指導にあたる教諭(51)は「正直な話、すごい合格率。今までに9割を超えたことはあるが、100%は初めて。高校生にとっては超難関の資格で合格率は20―30%。本校の生徒の学力は非常にレベルが高い」と強調した。

 生徒たちは試験に向けて7月はほぼ缶詰めとなり学校で勉強し、ずっと付きっ切りで指導を受けた。食品化学科3年の女子生徒(17)は「相当大変だった。今までで一番勉強した。焦りもあったが、合格できるなら頑張ろうと思った」と振り返った。同2年の女子生徒(17)は、部活の吹奏楽コンクールの前だったが、見事に両立させ合格を果たした。

 教諭は「この試験を受けることによって進学・就職への勉強の仕方を教えることができる。そのきっかけとしてやらせている。農業高校は肥料や農薬を扱うので比較的受けさせているが、なかなか受からず苦労している。職場で必ず取れといわれるので在学中に取っておくととても有利だが、なかなか取れるものではない」と話していた。

  

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