飯田市立緑ケ丘中学校の2年生5人と、高森町立高森中学校の2年生2人は6日、職場体験で飯田署を訪れた。同署内各課の仕事について説明を受けたり、交番を見学したりと、警察官の仕事を肌で感じた。
この日は座学中心の体験となったが、鑑識の仕事を学ぶ場面では、指紋採取を実際に体験。粉末を使う個体法で、ビンに付着した指紋を自分たちの手で採取した。粉末を掛け、ビンに指紋がくっきり浮かび上がると、生徒らは「すごい」と思わず驚きの声を上げていた。また、レシートなどの紙についた指紋を、気体を使って採取する方法などを同署員が実演すると、その様子を見逃すまいと、食い入るように見つめていた。
同署では「警察官の仕事に少しでも興味を持ってもらえればうれしい。この体験で、仕事への関心がより高まり、将来の夢になればなおさらうれしい」と話していた。