伊那谷人形浄瑠璃中学生サミット

学校・教育

[ 2016年 9月 5日 月曜日 15時34分 ]

003人形劇

 飯田市の今田人形と黒田人形、阿南町の早稲田人形、上伊那郡箕輪町の古田人形に携わる4校の中学生が交流する「伊那谷伝統人形浄瑠璃中学生サミット」が3日、飯田市上郷の黒田人形浄瑠璃伝承館であった。4校の生徒86人の他、各地域の保存会員も参加し、プロによる指導や交流会を通じて技術研さんを図った。

 地域で受け継がれる人形浄瑠璃の若い担い手が一堂に介し、互いの活動を見聞きしながら学び合う年に一度の恒例行事で、15回目のことしは竜峡中を当番校に開催した。

 プロによる指導では、兵庫県南淡路市の淡路人形座の吉田新九郎さんが講師を務めた。

 吉田さんはステージ上に人形を携えて並んだ4校の代表生徒たちを相手にしながら、「立つ」や「座る」「おじぎをする」など基本的な動作を中心に指導した。

 「おじぎ」では、武家と平民の頭の下げ方の違いを伝え、多くの物語に登場する武家の女性の場合は「下げ過ぎない」などと実演を交えてアドバイスした。

 人形の目線を大切にするよう呼び掛けると、「人形に何か動作をさせたい時は、その方向を見させてから動きを始める」と指導。一番重要なのは「思いやり」とし、互いの動作を意識しあい、気持ちをそろえることが大切と話した。

 交流会で練習の方法、上達するために心掛けていることなどについて自由に語り合った他、竜峡中が「伽羅先代萩・政岡忠義の段」を上演した。

 竜峡中今田人形座の座長(15)は「細かな動きの間違いや足の持ち方など、自分たちだけでは学べないことを知ることができ、勉強になった」と話していた。

  

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