信大航空研究講座が開講

学校・教育

[ 2017年 4月 22日 土曜日 13時30分 ]

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 信州大学(本部・松本市)の航空機システム共同研究講座の開講式が22日、新設された飯田市座光寺の信州大南信州・飯田サテライトキャンパス(旧飯田工業高校内)で開かれた。同校施設を活用し、南信州広域連合などがリニア中央新幹線の開業時代を見据えて取り組む「産業振興と人材育成の拠点」整備事業の第一弾。講座では、航空機システム分野を中心とした高度な人材育成や研究開発を目指す。

 講座の特任教授は宇宙航空研究開発機構(JAXA)出身の柳原正明氏と多摩川精機の菊池良巳氏が務め、3月に信大工学部を卒業した2人と、社会人1人が学ぶ。講座運営は広域連合や県、地元の金融機関や産業界による「コンソーシアム」が支援する。

 設置期間は当面2020年度までとし、その後の展開は成果を踏まえて対応を見込む。社会人スキルアップコースも設け、こちらは12人が授業を受ける。

 開講式で信州大の濱田州博学長は「航空機産業の高度な人材育成とともに、企業や行政との多面的な連携も通じてイノベーションを起こしたい」と意義を強調。飯田へのサテライトキャンパスの誕生も「この上ない喜び」と語り「当地で育った人材が活躍し、アジアの航空機産業の拠点が構築されることを願う」と力を込めた。

 講座生を代表して、信州大大学院総合理工学研究科(修士1年生)の大石みちるさん(23)は「まさに航空機分野の研究へ進もうと考えていたタイミングでの講座開設。専門知識が分かるだけでなく、能動的に動けるようステップアップを図り、将来貢献できる人材になれるよう励みたい」と決意を述べた。

 講座の柱は教育・研究・地域連携。教育では、航空機システムに関する講義や装備品開発に関する課題をテーマに掲げた。主な研究では、航空機の航続距離を延ばすための燃料補助タンクシステムなどを予定している。

 一方、旧飯田工高を活用した「産業振興と人材育成の拠点整備」事業(2016―18年度、概算総事業費約19億円)では、信大の講座開設関連の第1期工事として、旧混合電気科棟などを改修。実験室や講義室、エレベーターなどを整備したほか、航空機システムの耐用性を調べる氷結試験機も導入した。

  

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