飯田市の千代小学校(片瀬月子校長、48人)は17日、全校行事の「ダンスパーティー」を同校体育館で開いた。縦割りの4チームが、元気な動きと振る舞いを仲間と保護者、教職員らに披露した。
小規模校の児童に自己表現力を高める機会を―と、15年前から続けている取り組みで、導入当初からダンスの指導にあたる同校元教諭の吉村由紀さん(63)を迎え、この日に向けて練習を重ねてきた。
各チームの児童は、名前を呼ばれると大きな声で返事をし、笑顔とゼスチャーで自己アピールをしてからステージに上がり、課題曲の「タッタ」と自由曲を発表し合った。
自由曲はチームリーダーの5、6年生が考えた振り付けで踊り、仲間や教職員のチームにも歓声と拍手を送って盛り上げた。
米窪治紀教頭は「顔を見れば互いの気持ちが分かる小集団の中で学んでいるが、言葉や態度で気持ちを表現する力も磨こうと続けている学習。チームごとにカラーがあり、とてもいい発表会になった」と話していた。