円筒校舎の魅力伝えたい 光彩放つライティング 浜井場小

学校・教育

[ 2018年 2月 28日 水曜日 16時24分 ]

ライティングされた円筒校舎

 飯田市立浜井場小学校の6年生(30人)が総合的な学習で学んできた同校のシンボル、「円筒校舎」について、学びの成果と新たな魅力を地域に発信する「夜の円筒祭」が2月27日、同校舎で開かれた。校舎の3、4階、駐車場側の窓全11カ所を赤、青、緑、黄色のライティング。光彩放つ校舎に来校者らは歓声を上げ、照明が落とされた校舎内では、児童らが作った光る造形作品が足元を温かく照らした。

 この日児童らは、学習を通じて関わった、地域住民や保護者らを招き、円筒校舎の魅力を解説。1955(昭和30)年9月に完成し、高さは15・68メートル、外周は約90メートル、教室の数は22室、窓の枚数は1075枚など、概要の説明をはじめ、円形の校舎を持つ小学校は、県内では唯一、全国でも12校しかないと、「特別な校舎」であることを強調した。

 また、円筒校舎が採用された背景や、設計を手掛けた坂本鹿名夫さんについて、完成当時に通っていた地域住民へのインタビューなども紹介し、「たくさんの思いがつまった大切な校舎であり、私たちの誇り」と声をそろえた。

 また、校舎のライティングは、全国各地で歴史的建造物に「光」をあて、建築の尊厳を再構築しようと取り組む、前橋工科大学工学部建築学科講師の臼井敬太郎さん(41)と、臼井さんと親交のある飯田市歴史研究所研究員の樋口貴彦さんの協力により実施。臼井さんらが機材を提供し、設置方法などをアドバイスし、児童と保護者らが配色などを考えライトを設置した。

 6年生の小池颯芽君(12)は、「円筒校舎について学ぶまで、自分たちが勉強している校舎が珍しいものだとは知らなかった。歴史など学ぶことで、大切にしていきたいという思いが強くなった。ライティングされた校舎もとてもきれい」と話した。

 臼井さんは「建築物を生かすには、いかに豊かに使えるかがカギになる。良い建物は人を育てる。子どもたちが建物の魅力をしっかりと理解した上で、その魅力を地域の人たちにも伝えようと積極的に行動していることが素晴らしい」と、児童らをたたえた。

 円筒校舎のライティングは1日まで実施。午後6時半に点灯し、校舎内も開放する。同9時まで。

  

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