区外から新・転入生迎え 特認校指定後初の入学式 上村小

学校・教育

[ 2018年 4月 5日 木曜日 15時49分 ]

拍手に迎えられて入場する新入生

 飯田市立上村小学校(村松亮彦校長)で5日、入学式が行われた。通学区域を越えて就学できる小規模特認校に指定されてから、初めて実施。市内の学区外から新入・転入学生2人を迎え、全校生徒9人で新年度をスタートさせた。

 同校では児童数が少ないことから、複数の学年が同じクラスで学ぶ複式指導を行っている。今後、児童数がさらに減少することで学校の存続が危ぶまれることから、学校と地域が同校の強みや今後の方向性などについて検討し、市に対して2016年度、小規模特認校の指定を要望。

 自然環境に恵まれ、特色ある教育を推進する小規模校として昨年12月、市教育委員会により小規模特認校に指定された。

 同月から市内全域を対象に入学生を募集したところ、橋北から1年に1人、上郷から4年に1人、計2人の新入・転入学が決まった。本年度は地区内の新入生がいなかったため、特認校制度利用者が唯一の入学生になった。

 式典には学校関係者や保護者のほか、地域住民も出席。初めに、上村霜月祭り保存会による笛の演奏が行われ、入学生を歓迎した。

 上級生らの拍手に迎えられ、1年の横前絢葉(あやは)さん(6)が入場。村松校長は、横前さんに祝いの言葉を述べ「入学を心待ちにしていた。上級生のお兄さん、お姉さんと自信を持って活動し、粘り強くできることを増やしていって」と呼び掛けた。

 「上村にとって大事な1年生。職員で心を一つにして、学校と家庭、地域が連携して全力で教育にあたる」と語った。

 来賓の上村地域協議会・まちづくり委員会の北澤良太郎会長は「地域としても、通学や新しい学校生活への不安を少しでも解消できるよう、環境を整えていきたい。この学校でしかできない経験は多い。学校現場は子どもたちのより良い学びを目指し、地域はそれを支えていきたい」とした。

 上級生から祝いの言葉が贈られると、横前さんの両親があいさつ。母の江美さん(48)は、昨年12月に同校で行われた公開授業を振り返り「上級生の皆さんの歌やプレゼンテーションに心を打たれ、入学を決めた。娘に優しく手を差し伸べていただけたら」と呼び掛けた。

 父の彰人さん(47)は「入学できたのは上村の皆さんの支援と励ましのおかげ。小学校6年間の思い出は一生の財産になる。子どもたちをサポートし、地域と交流して絆を深めたい」と語った。

 式典後、横前さんは「式では緊張した。お勉強や、お姉さんたちと遊ぶのが楽しみ」と笑顔を浮かべていた。

  

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