千代で小学生が宿泊体験、農家の生活味わう

学校・教育

[ 2013年 7月 31日 水曜日 15時06分 ]

 飯田市教育委員会は29、30の両日、小学生農業宿泊体験「農家に泊まろう!」を実施した。市内の小学生9人が千代地区の農家に宿泊し、農作業や農家の生活を体験した。

 農家との交流や農作業体験を通して、農業の役割やふるさとへの理解を深めるとともに、子どもたちのコミュニケーション能力向上、自主性・自立心の育成などを目的として実施。学校行事として農業体験を行っていない小学校の児童を対象に参加を募った。体験前には千代公民館で事前学習会を開き、宿泊体験での注意事項や農家の話を聞いたり、体験での目標を設定した。

 29日には、参加者と受け入れ農家などが同館へ集合して対面式を行った。子どもたちは「お願いします」とあいさつし、3人ずつ3グループに分かれてそれぞれの受け入れ農家と対面。各農家へ分散し、農作業などを体験した。

 酪農を営む男性(58)方では、はじめに乳牛やポニー、サフォークなどそれぞれの家畜の特徴や用途などの説明を受けながら、牧場内を見学。最も大きなウシは800キロちかくの重さがあること、1頭につき1日35リットルの乳を出すことなどを聞くと、子どもたちは驚いた表情を浮かべながらウシを眺めたり、体や顔をなでていた。

 続いてえさのワラを集めて箱に収めたり、牛舎の掃除やえさやりなどを行った。その日の朝搾ったばかりの牛乳を味見すると「いつも飲んでいるのと味が違う」と感想を口にしながら、おいしそうに飲み干していた。

 伊賀良小4年の男子児童は「楽しそうと思って参加した。農家に泊まるのは初めて。こんなにたくさんの動物を世話するのは大変そうだけど、ウシはかわいい。乳搾りが楽しみ」と笑顔を浮かべた。

 酪農を営む男性は「作業をするだけでなく、ポニーに乗ったりして楽しみながら取り組んでもらう。この辺りにはコンビニや信号機もない。こういう田舎の生活を体験してもらえれば」と話していた。

 参加者は各農家で1泊し、翌30日に千代公民館へ集合してお別れの会を行った。

 10月には事後学習会を実施。リニア新幹線についての学習をしたり、受け入れ農家のアンケート結果を聞く。

  

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