千代小児童らが河川清掃

学校・教育

[ 2011年 6月 12日 日曜日 10時52分 ]

 飯田市立千代小学校(黒澤増博校長)の1―4年生41人は10日、千代法全寺の「善意の川」こと谷沢川で河川清掃を行った。魚を見る川として4世代にわたり守り続けられる「善意の川」に落ちているごみはほとんどなかったが、子どもたちは川遊びを通じて地域の人と自然の関わりを学んでいた。

 谷沢川はアマゴの原種が残る川。1960年ごろから魚を目で見て楽しみ、心豊かにすることを目的に法全寺と山中地区の手により保護活動が続けられてきた。現在は県内でもめずらしい永久禁漁区になっている。河川清掃でも魚の隠れる岸辺の葦は残され、川沿いに手作りの親水公園も整備されている。アオサギの被害や、昨年の増水で成魚が流されたことなどでことしの魚は少ないが、稚魚は残っているため再び魚でいっぱいの川になりそうだ。

 春秋2回の小学生による河川のごみ拾いは67年から続き42年目。以前はごみが多い時期もあったが、地域の理解で年々ごみが減り、今回は流木と風で飛ばされたとみられるトタンなどしか見つからなかった。子どもたちは地域の大人たちに見守られながら、川遊びを楽しんでいた。夏休み明けには全校児童での活動を予定している。

 活動に参加した市瀬鎮夫法全寺区長と近藤俊彦山中区長は「我々より上の世代から守られてきた。先人の努力を皆が理解し、ごみを捨てる人もいなくなった」「子どもたちが川に親しむ中で、大きくなってもこの川を大事にしようと思ってもらえたら」と話していた。

  

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